- 「ゲイになりたくない」という気持ちの中に何があるのか
- ゲイと名乗らないことと、男性への気持ちを否定することの違い
- 今すぐ答えを決めずに、自分の気持ちと付き合う方法
ここからがゲイなんてないんだし
男性を好きになったからといって、必ず自分をゲイと呼ばなければならない決まりはありません。まだ分からないなら、今すぐ決めなくてもかまいません。
ただし、ゲイと名乗らないことと、男性を好きになった気持ちまで無理に消すことは別です。
「ゲイになりたくない」の何が嫌なのか。言葉なのか、周囲の目なのか、これからの人生への不安なのか。ひとつずつ分けてみると、本当に困っていることが見えてきます。
嫌な気持ちより、好きな気持ちのほう大事に出来たらいいよな
「ゲイになりたくない」には、いくつもの気持ちが混ざっている
同じ言葉を口にしていても、嫌だと思う理由は人によって違います。
ゲイという言葉そのものに抵抗がある。周囲に知られるのが怖い。家族を悲しませたくない。結婚や子どもを思い描いていた将来が変わる気がする。まだ自分が誰を好きなのか分からない。
あるいは、ゲイに対して持っていた悪いイメージと、自分の中に生まれた気持ちがぶつかっているのかもしれません。
どれか一つとは限りません。いくつもの不安をまとめて「ゲイになりたくない」と呼んでいることもあります。だから、最初から自分に答えを言い渡す必要はありません。
好きなだけだ




ゲイへの偏見が、自分に向くこともある
ゲイに偏見を持っている人がゲイだとは限りません。ただ、その偏見が自分を苦しめることはあります。
「ゲイは男らしくない」「普通の人生を送れない」「身近にはいない」。そんなイメージを持っていれば、男性に惹かれたときに「自分までそうなるのか」と強く拒みたくなることがあります。
けれど、その嫌悪や恐怖だけを見て「本当はゲイだから反発している」と決めつけることもできません。偏見を持つ理由と、誰を好きになるかは別だからです。
まずは「ゲイの何が嫌なのか」を言葉にしてみてください。それは実際に知っている誰かの姿でしょうか。それとも、聞いてきた噂や決めつけでしょうか。
嫌なのは、ゲイになることではなく周囲の目かもしれない
自分の気持ちより、知られた後の反応が怖い人もいます。
職場で噂されるかもしれない。友人との関係が変わるかもしれない。家族を戸惑わせるかもしれない。そう考えれば、「ゲイにはなりたくない」と思うのも不思議ではありません。
その不安があるからといって、すぐに誰かへ話す必要はありません。自分を何と呼ぶかも、誰にどこまで話すかも、自分で決めていいことです。
安全や生活を守るために、話す相手や時期を選んでかまいません。
思い描いていた将来が崩れるように感じる
いつか女性と結婚して、子どもを持ち、家族をつくる。そうした将来を当たり前のように思い描いてきた人ほど、男性への気持ちに気づいたとき、人生の予定が全部崩れたように感じることがあります。
しかし、誰かに惹かれた今この瞬間に、その後の人生すべてが決まるわけではありません。男性を好きになった経験があっても、これから誰を好きになるのか、誰と暮らすのかはまだ分かりません。
結婚や家族についても、本当に望んでいることと、そうするものだと思っていたことを分けて考えられます。今日の気持ちだけで、一生分の答えを出さなくていいのです。
男性を好きでも、ゲイと名乗らなくていい
誰かを好きになる気持ちと、自分を何と呼ぶかは同じではありません。
男性を一人好きになった。男性との恋愛に興味がある。男性と付き合っている。それでも、「ゲイ」という言葉が自分には合わないと感じる人はいます。
ゲイ、バイセクシュアル、クィア、まだ分からない、何とも名乗らない。どの言葉を選ぶか、選ばないかは本人が決めることです。経験したことを説明するために、必ずラベルを決める必要はありません。
後から呼び方が変わってもかまいません。今の自分に合う言葉がないなら、空欄のままでもいいのです。
名乗らないことと、気持ちを消すことは別
「ゲイにはならない」と決めることで、男性への気持ちまで消そうとする人もいます。会わないようにする。考えないようにする。女性を好きになろうと無理をする。
距離を置けば落ち着くこともあります。しかし、消えない気持ちを「こんなものはない」と責め続ければ、自分自身が苦しくなります。
男性を好きだと感じたことを認めても、すぐにゲイと名乗ることにはなりません。「この人が好きかもしれない」「一緒にいたい」。今分かることだけを、そのまま受け止めれば十分です。
たまたま男が好きなだけ、もうそれでいいじゃないか
まだ決めたくないなら、決めなくていい
分からない状態は、間違いでも逃げでもありません。
自分はゲイなのか。これから男性と付き合いたいのか。家族には話すのか。答えが出るまでには時間がかかることがあります。
今は「男性を好きになったことがある」だけでも、「この人のことが気になる」だけでもかまいません。将来の自分へ、今すぐ約束をする必要はありません。
考えても苦しくなるばかりなら、いったん結論から離れて、よく眠る、仕事をする、好きな人と普通に話す。日常を続けながら見えてくる気持ちもあります。
何になりたくないのかを、ひとつずつ分けてみる
「ゲイになりたくない」の中には、偏見、周囲の目、家族への不安、将来像の変化、ラベルへの違和感、まだ決めたくない気持ちなどが混ざっていることがあります。
偏見があるから本当はゲイだとも、男性を好きになったからゲイだとも断定できません。自分を何と呼ぶかは自分で決められます。今は何とも呼ばない選択もできます。
ただ、ラベルを選ばないことと、自分の気持ちを無理に消すことは別です。まずは自分が本当に嫌なのは何かをほどき、今分かる気持ちだけを大切にしてください。
嫌な気持ちより、好きな気持ちのほう大事に出来たらいいよな
性別より大事なもの




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巌
熱いか暑苦しいかは感じ方次第。苦労人で真面目かつ寡黙。女性は苦手だが、男には頼れる兄貴。
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