- どこからを「ゲイ」と考えるのか
- 男性を気になったらゲイなのか
- 自分の気持ちが分からないときの考え方
「ここから」という線はない。
男性を格好いいと思った。裸を見てドキッとした。一人の男友達が特別になった。それだけで「ゲイだ」と決まるわけではありません。
性的指向は、0か100かで分けるようなデジタルなものではなく、人によって濃淡のあるアナログなものです。
男性を「格好いい」と思ったらゲイ?
それだけではゲイとは言えません。
異性愛の男性でも、男性の顔や体型、服装、生き方を見て「格好いい」「かわいい」「魅力的だ」と感じることはあります。これは憧れや客観的な評価かもしれません。
その男性と恋人になりたい、自分だけを特別に見てほしい、触れたいと思うのか。そこまではっきりしないなら、無理に結論を出す必要はありません。
男の裸を見てドキッとしたらゲイ?
一度反応しただけでは決められません。
普段見慣れない体への好奇心、自分との比較、緊張、憧れなどで、体が反応することはあります。体の反応と、自分が望む恋愛は必ずしも同じではありません。
一方で、男性の体を繰り返し見たくなる、具体的な男性と性的に触れ合いたいと感じるなら、男性への性的な惹かれがある可能性はあります。ただし、それでも自分を何と呼ぶかは別の話です。
一人の男だけを好きになったらゲイ?
「男性全体が好き」でなくても、その気持ちは恋愛かもしれません。
恋愛は、性別を先に見てから始まるとは限りません。一緒にいると安心する、他の人といると嫉妬する、二人だけの関係になりたい。そうした気持ちがあるなら、少なくとも「その男性を恋愛的に好き」という可能性はあります。
それでも、すぐに「自分はゲイだ」と決める必要はありません。「今はこの人が好き」というところで止めてかまいません。
女性も好きならゲイではない?
男性と女性の両方に惹かれる人もいます。
女性と付き合った経験があっても、男性への気持ちが嘲になるわけではありません。男性にも女性にも惹かれるなら、バイセクシュアルという言葉が合う人もいます。
また、恋愛の対象は男性だけど、性的な興味は女性にもあるなど、恋愛感情と性的な興味が完全に一致しないこともあります。だから、ひとつの経験だけで単純に分類はできません。
男性とキスやセックスをしたらゲイ?
行動と、自分をどう呼ぶかは同じではありません。
好奇心で経験する人、その相手だけに惹かれた人、性的な行為はするけれど自分をゲイとは呼ばない人もいます。反対に、男性との経験が一度もなくても、男性への恋愛感情や性的な惹かれを自覚し、自分をゲイと考える人もいます。
「何をしたか」は手がかりのひとつですが、それだけが判定基準ではありません。
考えるときは「気持ち・行動・名前」を分ける
分からなくなったら、次の三つを分けると整理しやすくなります。
誰に恋愛や性的な魅力を感じるか
行動
誰と付き合ったか、何を経験したか
自己認識
自分をゲイ、バイ、異性愛などと呼ぶか
まだ分からない
今は言葉を決めないという選択
これらは関連しますが、必ずしも完全に一致しません。男性への気持ちがあっても経験のない人、経験があってもゲイとは自認しない人もいます。
自分でしっくりくるまで、決めなくていい
「ゲイだと認めたら戻れない」と思うと、急に怖くなることがあります。しかし、今すぐ答えを出す必要はありません。
今は「男性が気になっている」「一人の男性を好きかもしれない」というところまででかまいません。他人に説明するためではなく、自分が自分を理解するために、必要になったときに言葉を選べばいいのです。
自分の気持ちが分かることと、それを誰かに話すことは別です。
ひとつの感情だけで、すべては決まらない
男性を格好いいと思う。裸に反応する。一人の男性を好きになる。男性と性的な経験をする。どれも自分を知る手がかりにはなりますが、ひとつだけで「ここからゲイ」と線を引くことはできません。
一時的な好奇心なのか、恋人になりたいのか、性的に触れ合いたいのか、その気持ちが繰り返し続くのか。時間をかけて見ていけばいいのです。
「まだ分からない」も、今の自分にとって正しい答えだよ。
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陽太
自分に名前をつけることより、今の気持ちを無理に否定しないことを大切にします。
担当ゲーム:数字カード






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